PRIDE GP2005 2ndROUND 試合予想!! | 下手出し投げ

PRIDE GP2005 2ndROUND 試合予想!!

いよいよ明日に迫ったプライド2回戦。この4カードならびにワンマッチも含めて、期待を込めて予想してみたいなと思います。

第一試合

セルゲイ・ハリトーノフVSペドロ・ヒーゾ

個人的に大好きな冷酷な試合をみせてくれるセルゲイ。ヘビー級でヒョードルが王座を維持している中でロシアントップチームを受け継いだ彼には、今後を背負う力があると思う。前回のチェ・ム・ベ戦でも打たれ強いとされていた相手を、ほとんど何もさせずKOで勝った試合を見ると今回も冷酷さを見せてくれるのではないだろうか?相手のペドロの情報がわたしの記憶にないので、詳しく試合展開を予想できないのですいません。という事でセルゲイのKO勝ち。


第二試合 GP2回戦

マウリシオ・ショーグンVSアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ

どうしてもシウバや桜庭、吉田に注目が行ってしまい、ミドル級の外国人がなかなかしっかりと放送されないので、情報が少ない。そんな中で、シュートボクセの若武者、ショーグンの力はかなり魅力がある。プライド5戦全てにKO勝利をあげている彼の攻撃は見ていておもしろい。特に顔面への踏みつけ、サッカーボールキックなどは普段の練習からでも連発するようで、日本人には歯が立たない過去の試合であった。狂犬ランペイジを倒し勝ち上がったが、今度の相手ノゲイラも寝技にはすごいものがある。こちらもまだプライドのリングで負けていない。打撃の派手さは無いが、一度グラウンドになると力を発揮する。お互いの攻撃のパターンが違うが腰の強いショーグンのパワーにノゲイラはてこずりそうである。だからといって簡単に顔面に蹴りをもらうような、隙も見せなさそう。かなり内容の濃い試合になると思うが、疲れの見えた後半にショーグンの打撃がクリーンヒットこれにポイントがつき、判定でショーグンの勝ち。連続KOはこういう相手の時にストップする気がする。


第三試合 GP2回戦

イゴール・ボブチャンチンVSアリスター・オーフレイム

ぐおー。これも楽しみ。北の最終兵器と呼ばれたイゴールだが、ミドル級に階級を落としてから半端なく強い。ミルコのハイキックに沈んだ彼とは別人である。2年前のことですね。そこからさらにスピードが加わったロシアンフックはすさまじいものでは有るが、もちろん打撃だけでは無くて近藤戦で見せた腰の強さも半端ではない。どちらかというと近藤有己が実力があったので決め切れなかったという内容だったと思う。そう考えるともったいないカードをいきなり1回戦で見てしまったなと思う。試合の相手であるアリスターは、1回戦ビクトーからタップを奪うという波乱の展開。2年前に開幕戦チャック・リデルに負けた雪辱を果たした。なにしろ長身であるため、手足の長さを生かした展開で相手の攻撃をかわしそうな感じである。でも力ではかなわず、得意の首相撲などで相手を追い込むことは至難の業なのではないか。期待も込めて試合中盤イゴールのフックがヒット!KOでイゴールの勝利。


第四試合

ミルコ・クロコップVSイブラヒム・マゴメドフ

ヒョードルとの対戦が怪我のため延期になりご立腹のミルコ。しかし8月の対戦でも必ずベルトを取る!と宣言しているのでかなりの自信があるのだろう。先のマーク・コールマン戦でもまったく危ないところがなく、KO勝利を飾っている。ノゲイラとランデルマンに負けたのは不覚としか言えない。彼も負けることはあるだろう。しかしあの緊張感の中で相手を追い込むその殺気は、リングに立ち向かい合った人間でないと分からないであろう。今回の対戦相手はあのヒョードルのいるレッドデビルの所属。周りからは同門相手とやるのは危険だと言われたらしいがそんなことはミルコには関係ない。オールラウンダーな相手にどこまで彼の攻めの種類を見せてくれるか。そんな期待こめて、ミルコのKO勝利。


第五試合

田村潔司VS瀧本誠

でたぁ~!!黄金カード。なかなか高田さんもやるなーというカードです。デビュー戦で戦闘竜に総合の厳しさを学んだという瀧本は、そう言いながらも判定で勝利。あれから半年たって技術を身につけ、いざ!という相手が田村。個人的なことですが田村選手とは水道橋の焼肉やのビルのエレベーターで鉢合わせたことがありまして、あまりの興奮に声を掛けることが出来なかった思い出があります。(笑 吉田に敗れたのが2年前の夏、さらにこないだのプライドでは相手のマックモドに対し、金的に蹴りがあたってしまい不本意のTKO勝ち。内容ではやはり田村の方が一枚上なのか。打撃の田村、寝て戦いたい瀧本、この両者の攻防は見ものです。でも瀧本も前回の試合で打撃に燃える展開を見せたので、その辺考えると田村もやりやすいのではないか?ということでまだ経験不足で田村の勝利。余談ですが瀧本が入場曲に吉宗の姫ビッグの音楽を使っているのには驚いた(笑


第六試合

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラVSパウエル・ナツラ

過去プライド2敗はいずれも判定でヒョードルに敗れたもの。そういう意味で実力はトップクラスのノゲイラ。ロシア人の台頭する中でブラジリアン柔術の凄みを見せてくれる彼にはいい試合を期待したい。彼のような体格は独特で恐らく日本人は勝てないと思う。今後ヘビー級を占う意味でも鮮やかに勝ってもらいたい。相手は柔道出身のプライド初参戦のパウエルナツラ。データによると高田道場所属で、ヨーロッパでは絶大な人気があるという。4年間312戦無敗という記録もあるらしい。という事は寝技対決になるのであろうか?いや、そんな自ら引き込むというノゲイラの戦法は今回は封印。打撃で追い込んでから相手が怯んだところでチョークスリーパー!ノゲイラ貫禄の勝利を見たい。


第七試合

桜庭和志VSヒカルド・アローナ GP2回戦

アローナは弾丸とも評される鋭いタックルと、隙のない安定したグラウンドテクニックに加え、打撃も器用にこなす穴の少ないファイトスタイルは、ニュータイプの柔術家とも言われている。これに対し、桜庭はなんとなく不完全に終わってしまった1回戦だったのでここからが本番!と言ったところか。しかし相手は寝技には自信のある選手。これこそ攻防がめまぐるしくかわる頭脳戦になるのではないか。試合内容はなかなか予測できないが、桜庭の好調ぶりを見せ付ける意味ではここでなんとか勝って、準決勝に進んでもらいたいという期待が大きい。過去のグランプリでホイスとの熱闘、またシウバとの壮絶なKO負けなど、熱い試合は間違いないと思う。桜庭頑張れ!シウバへのリベンジのためにもファンタジスタがここで負けてはいられない。桜庭勝利!


第八試合

ヴァンダレイ・シウバVS中村和裕

1回戦のランデルマン戦、わたしここまでやると思っていませんでした。まさかの勝利といったら失礼ですがかなり追い込む場面も多く見せ付けた。これは本物か?プライド参戦して早2年、ここまで柔道で培った経験がようやく開花した感じである。吉田が順応が早かっただけで中村の潜在能力からすると、この辺で一波乱?なんてファンも多いですね。前々回のステファンンレコ戦、ありゃおもしろくないです。ユンドンシク同様、やばい!と思ったら亀になってしまうのは、背を向けるアビディと同じです。総合やっている以上、ノゲイラのようにふらふらでも相手の攻撃をかわして、一矢報いる気持ちが前面に出る試合の方がスキです。なのでレコ戦は参考にしません。玉砕覚悟でシウバに向かうといってますが、秒殺されないですか?そんなことしたら?じっくり行くほうが絶対シウバもじれてやりにくいと思います。スタンドでの攻防はどう見てもシウバの方が上手です。そんなところからいかにして、グラウンドに持ち込むか!それが出来るまでは我慢の展開。それまでにシウバが活路を見出し、打撃で一気に決めてしまう可能性もあります。今、ミドル級はシウバ中心で回っています!!


ということでGP勝ち上がると予想されるのは、ボブチャンチン、ショーグン、桜庭、シウバ。どうでしょう?こうなったら、8月の決勝はどぎつく楽しみになりますね。


いろんなカードみたいですねー。

マーク・ハント対ボブサップ (Kー1ルール)

須藤元気対ケビンランデルマン (総合ルール)

曙対エマニュエルヤーブロー (笑