コンフェデレーションズ杯 日本VSブラジル | 下手出し投げ

コンフェデレーションズ杯 日本VSブラジル

うたた寝してしまいまして、試合開始15分くらいから見ました。(笑 二日続けての欧州での衛星中継は厳しいものがありました。まずは結果から。


日本2-2ブラジル


引き分けました。感想はメキシコ、ギリシャ戦と徐々に自陣でのボール回しが早くなっていて、精度も高くなってきています。それにスピードも加わって、展開がスムーズだったと思います。その当たりは見ていていい試合だったなという感想です。


これで日本は勝ち点4としますが、ブラジルと勝ち点は並び得失点差でB組3位となり予選敗退となりました。試合内容をざっと振り返ります。


まず前半4分、早いパス回しから小笠原が相手最終ラインの裏へスルーパス。これに加地が飛び出しエリア内からシュート!!左隅に決まるが、判定はオフサイド。微妙な判定でした。ジーコも試合後この場面について悔しがっていました。


前半10分、ロナウジーニョが自陣で2人に囲まれながらも、足先でコントロール。かわしてそのまま中央へドリブル突破。一気にカウンターをしかけ、左へスルーパス。これに回り込んだロビーニョが反応し、落ち着いて川口の脇をかすめるシュート!!GOOOOOAL!!


前半23分、左サイドから玉田が1対1を仕掛けて得たFK。小笠原が右足で速いクロスボールを入れ、柳沢がニアで合わせバックヘッド! しかしクロスバーを直撃。これはホントに惜しかった。ニアで完全に相手DFの前に出ていたので残念でした。


そして半27分、中田英の素早いリスタートから福西、中村とパスをつなぐと、中村は振り向きざまに左足の強烈なミドルシュート!GOOOOOAL!!


これはかなり久々に日本にとってのミドルシュートではなかったでしょうか?この距離からは恐らく多くが枠を捉えられずに、抑えの効かないシュートが目立つのですが中村のシュートは抑えが効いていて、さらにドライブがかかってナイスシュートでした。キーパーも少し油断して前目に出ていたので反応しても届かなかったんでしょう。


前半32分、ペナルティーエリア手前までカカがドリブルで進み、左のロビーニョにパス。ロビーニョはペナルティーエリア内で縦に入り、中央へパスを折り返す。走り込んできたロナウジーニョが右足で軽く合わせ、川口のセーブも及ばず、ゴール左に突き刺さる。GOOOOOAL!!


この時のロナウジーニョの動き出しなどを見ているとさすがだなと思いました。DFラインの目の届かないところへ素早く飛び込むので、アレックスも反応がワンテンポ遅れてしまった。これで2-1となり、ブラジルが突き放して前半を終了。


そして後半は頭から、玉田に代えて大黒投入。これは同意します。あと小笠原に代えて中田浩二投入。


後半1分、いきなりチャンスを迎える。大黒が中村とのワンツーで突破。ゴール前に低いパスを通して、これに柳沢が反応しシュートするが、GKに阻まれてノーゴール。これは決定的なチャンスで決めていれば流れが一気に変わったと思う。頼むよ~ヤナギ~(゚д゚)!!


後半28分、柳沢に代えて鈴木投入。


そして後半43分、エリアすぐ外で中田が得たFKを中村が蹴る。これが右ポストを直撃!詰めていた大黒がボレーシュート!!キーパーの手を弾き、GOOOOOAL!!

コンフェデ



日本は2-2の同点に追いつく。その後も最後ゴール前でのチャンスはあったが決めきれず、試合終了となる。後半は一進一退で消耗戦であったのでお互いチャンスをものに出来なかった。しかしこういう大会での調子の維持は難しいとは思うが、大会進むに連れしり上がりに日本のやりたいサッカーが出来たのではないかと思う。


それにしても至ってシンプルなブラジルサッカーを見られておもしろかったです。ドリブル、パス、シュート、それに必要なカット。どれをとってもレベルの違いを感じた。柳沢が中盤でボールをもらって、次の動作に移ろうとした瞬間、後ろから来たロナウジーニョに奪われて、すでにロナウジーニョの足元にボールはあった。


え!って思っている間に攻撃の目を摘んでしまうブラジルの中盤の強さはすごかった。ヒデがボールを受ける時、必ず反対方向に一旦目をやってから受け取る。日本の中盤ではこれまでの試合、どうしてもそこに目が行ってしまった。


柳沢はただ受けて、前を向こうとするのだが相手はすぐ後ろに来ているのだ。そのあたりのほんの一つのプレイが攻撃の流れを止めてしまったり、チャンスを無くしてしまう。個人の力というのはこのあたりであろうと思う。


相手のボールを奪えば、自分たちのボールになる。そんな単純な作業をブラジルは常に考えていて、そうすれば奪えるか、誰が後ろに隙があるのか、そんな事もブラジルの選手は読み取っていたのではないか?


しかし大黒の動き出しはブラジルDKがかなり手を焼いていたように思えました。少なくとも球の受け取りや、個人での突破は玉田の方が分があったとしても、もらう前の動きなどは相手をかく乱させています。


ヒデや俊輔の外国勢と今後タイミングが合ってくると、今よりチャンスは多くなると思います。

http://dabadie.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/post_769f.html

フローランダバディさんの解説はわかりやすい。サッカーを見る目がわたしもまだまだ小さい枠だなと感じました。